祭りの起源は寛永年間(1624〜1643)。神明宮の社殿を建立するために土を掘り起こしたところ、人骨が出土したが供養もしなかった。その後、村に凶作が続いたことから、境内を浄めようと酒をまいたのが始まりとされる。以来、五穀豊穰と家内安全を祈願して行われている。
ただ、明治2年には、「酒をまくのはもったいない。まかずにみんなで飲もう」ということになり、酒をまかずに全て飲んでしまったこともあるとか。すると、村に火災が発生したり、農作物が不作になるなど災いの多い年になり、次の年からまた境内に酒をまくようにしたといわれる。