天文5年(1536)に七尾にて創建・開山された日蓮宗のお寺です。境内には大イチョウと杉の大木が肩を並べます。前田利家公の甥、今石動城主前田利秀公の菩提寺で、天正13年(1585年)11月木舟城下にありましたが、大地震で堂宇を失い、今石動(現石動中学校運動場辺り)に移りました。その後藩主宿泊御用の為、文禄2年(1593年)に前田利秀公の墓地と共に現在の地に移りました。
寺宝に前田利秀公肖像画・白漆俳諧奉納額・利秀公五輪石塔墓があります。これら3点は小矢部市指定文化財です。
平成16年10月23日の台風で庫裏・山門が倒壊しましたが、令和3年に復興を遂げ、客殿が完成しました。参拝の方を歓迎しております。寺宝は無料で閲覧できるようにしています。どうぞご覧下さい。
・十三参り(毎年3月下旬ごろ)
小学校を終え、中学校に入学するまでに十三詣りで知恵を授かる祈願をします。元服(げんぷく)と言われ、かつての成人式は13歳に行われていました。
日蓮聖人も、虚空蔵菩薩様に祈願をされたことから、当山でも虚空蔵菩薩様に知恵を授かる祈願を行っています。*小学校を卒業し、中学へ入学する直前の方のみ参加できます。
・七面祭焙烙灸(毎年7月~8月頃)
土用の丑の日 に心身を清め、夏バテ・頭痛防止を祈る「焙烙灸」(ほうろくきゅう)。頭に素焼きの皿を載せて、お灸を据えます。
各種行事のお申し込みは本行寺にて受け付けています。このほか、写経体験など年間を通じて様々な行事を行っています。詳しくはお寺の公式HPをご覧ください。